心理的なストレスや精神的な要因によって起こるとされるどもりや吃音は、実は幼児期の子供に多く見られる症状なのです。

しかし元々幼児の言葉はまだ未熟なために気がつきにくく、5歳を過ぎるころには自然と治っていくのが一般的なのでなおさら親が気づくことは少ないのですね。

 

しかしあまりにも頻発してしまうと心配になり、それが故に思わず強い口調で言い直させたりしてしまうことがあるかと思います。ですが心理的な要因によって起こる吃音やどもりを強い言葉で注意してしまうことでより吃音やどもりの症状を進行させてしまったり慢性的なものにしてしまう恐れがあります。

 

まずは幼児期のどもりに関して正しい知識を身につけて、できるかぎり寛容に優しく対応できるようにしておきましょう。

幼児の吃音どもり:種類を理解しておこう

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幼児期のどもりには3つの種類があります。

  • 連声型

発語時に最初の言葉や特定の言葉が連続してしまう状態。

例「こ、こ、こ、こんにちは」

  • 伸発型

最初の音が引き伸ばされてしまう状態。

例「こ~~~~んにちは」

  • 無声型・中阻型

最初の言葉から後ろが続かず言葉を失ってしまう状態。

例「こ、……(無言)」

このような種類があるのですが、幼児がおられる方は少なからず心当たりがありませんでしょうか?

日本小児耳鼻咽喉科学会の調べによると2~3歳頃は最も吃音が多く、女児と比較して男児が3倍以上多いというデータがありますが、このような喋り方は幼児独特のもので多少なりとも起きているのではないかと思います。

それだけに本当に障害として吃音が出ているのかどうか、普通の人にはなかなか判断が出来ないものとなっています。

幼児期のどもりの原因

幼児期のどもりの原因というのは実はよくわかっていないのが現状です。

ただこの幼児期のどもりが自然と治ることなく続いていくのが吃音者で、どもりの起こるきっかけが心理的ストレスであることから幼児期のどもりも心理的なものが引き金になっていることは容易に類推することが出来ます。

 

成人の吃音とは違い幼児期のどもりは対人関係のストレスよりは周囲の環境によるものが大きいのではないかとされています。

これは幼児期のどもりが出るのが極度の緊張状態であるように見受けられるからです。例えばまったくの知らない場所であるとかまったく知らない人間が存在する場所などですね。

 

リラックスできる普段見慣れた環境では幼児の吃音がでることは稀なので、どもりが出るようならその場所に強いストレスを感じているのではないかと考えられます。

また徐々にどもりがひどくなってきていると感じるのであれば、その子は何か心理的なトラブルを抱えているかもしれないということなので注意が必要ですね。

 

しかし心の問題だけが原因とは言えず、残念なことに親からの遺伝が原因の場合も考えられます。このようにどもりの原因と考えられる要素は複雑に絡み合っていると考えられており、これだと言えるものを見つけるのは至難の業だと言えます。

幼児の吃音どもり:5歳ごろまで治らない原因

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幼児期のどもりや吃音は自然と治っていくものなのですが、不幸にも5歳を超えるまで続いてしまうようであればこれはしっかりと克服しなければならない、一生もののどもりや吃音の疑いが強くなります。

 

幼児のころは自身の話し方に何か問題があっても気にしないものですが、周囲が神経質に反応してしまうことで悪化させてしまうと、5歳ごろまで治らなくなってしまうことになります。

 

例えばどもったことを注意されたり笑われたりすることで幼児は「どもる=おかしい」と認識してしまい、これを脳が記憶してしまいます。

すると次に話すときにはどもりを意識してしまいますから心理的なストレスが増大してしまいます。

 

こうなると悪循環が始まり、どもるまいどもるまいという気持ちがより強いネガティブなイメージとなって脳に刷り込まれ、吃音症状が出始めてまたそれを気にしてというスパイラルに陥ってしまいます。

 

このようなことのないように、幼児が話すときはリラックスして話せるように配慮してやったり、どもりを意識させないように親も意識しないよう心掛けるなど、幼児にとって心地よく話せる環境を作ってやる努力が必要なのです。

 

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幼児の吃音どもり:子供のころの治し方は?

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言葉を覚え始める2~3歳ころの子供はたどたどしい話し方をするのでなかなか判断が難しいですが「発達性吃音」になっている場合があります。

話したいのにうまく言葉がですにどもりが出てしまうわけですが、単に言葉がまだうまく話せないだけなのか、吃音のせいなのか素人には一見して分かりにくいものです。

 

それだけに親の気持ちとしては心配になるでしょうし、ずっとこのままだったらという不安があると思います。

しかしこの子供のころのどもりに親がどう対応するのかで「発達性吃音」が自然と治るかそのまま障害となってしまうのかが決まるといっても過言ではないので、軽々しく対処するのは危険です。

 

子供のどもりとその治し方について見ていきましょう。

子供のどもりを大袈裟に捉えない

子供のどもりが出たときに言い直させたりして上手く話せていないことを意識させるような反応をしてはいないでしょうか?

 

子供はどもりが出ていても自分ではおかしいと思ってはいません。そのような話し方を繰り返し行いながらやがて正しい発話や話し方を覚えていき、その過程でどもりや吃音が消えていくのが一般的で、そういう意味ではどのような子供も最初は会話に障害があると言ってもいいですが、ここで周囲の大人が神経質に反応することで「どもり=おかしい」という認識を子供が持ってしまいます。

 

一度自分でおかしいと思ってしまうと子供は話すことにストレスを感じるようになってしまいます。これが重大化すると話そうとするときに大きな心理的ストレスがのしかかるようになり、それがどもりや吃音に繋がってしまうのです。

 

まず子供の話し方に問題があっても意味がくみ取れるのであればそれを指摘しないことを親が心掛けることが大切です。言いたいことがきちんと相手に伝わることでコミュニケーションが成立すると考えるならば、多少の問題があっても意思の疎通は可能ですよね。このような大きな気持ちで子供のどもりを受け入れてやりましょう。

 

幼児の吃音どもり:正しい話し方や抑揚など

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また子供のどもりが気になっても、病院に連れて行くのはおすすめできません。

病院に対して子供はあまり良いイメージを持っていませんよね。

 

子供は基本的に予防接種に対して痛みを伴う治療を強く記憶していますから、病院に行くことそのものに強いストレスを抱きがちです。そこから転じて病院に行くのは病気だから何か自分に悪いところがあると考えることでどもりや吃音の原因である心理的なストレスが増大してしまう結果になりかねません。

 

また病院などで調べられれば自身の話し方がおかしいのだと気づかせてしまいますから、今まで意識していなかった自身のどもりを意識させてしまうことになります。障害は自分で気づかなければ障害ではないという言葉もあって、つまり気づかせてしまうことで自然な心の状態を失ってしまい、自身の障害を強く意識してネガティブな思考が始まってしまうのです。

 

もし話し方に違和感を感じたならそれを指摘するのではなくどのように話せばいいのかを親がお手本になって聞かせてやるのが一番の治し方ではないかと思います。

 

例えば早口で喋ろうとしてどもりが出てしまう子供であれば、親が意識的にゆっくりとリラックスして話す姿を見せてやることで子供は自然とそれを真似してくれますから、間接的にどもりや吃音を改善することに繋がります。

どもりや吃音がある子供は優しい

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そして最後に大切なのは、どもりや吃音が出るということに対して親が前向きに受け取らなければならないということです。

どもりが出るということは非常に繊細で優しい心をもっているということで、しかも脳内の感情を司る部分に偏っていることが言語に障害となっているわけですから、非常に創造性に富んだ感性を持っていることでもあるのです。

 

このようなポジティブな部分をしっかりと見てやり理解してあげることで子供は平静な心を持てますしリラックスして話すことができるようになるはずです。

どもりや吃音があると思っても、ことさらに神経質に考えるのはやめておきましょう。

幼児の吃音どもり:どのような対応で治るのか

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言葉を覚え始める2~3歳ころに発生しやすいどもりや吃音ですが、男の子場合は女の子の3倍の確率で起こるそうで、おそらく知能の発達具合により差がでるものと思います。

この時期は覚えたての言葉を話すころですから、言葉を上手く話せないだけなのかどもりや吃音が出ているのかはかなり判断しにくいものです。

 

ただこの時期のどもりに対してしっかりとした対応を行っておかないとどもりや吃音が治らないばかりか、より悪化してしまう場合もあります。

それではどのように対応していけば治るのか見ていきましょう。

子供の様子に注意を払う

幼児期にはどもりや吃音が出やすいものですが、いつどこで出てくるのかはわかりません。

毎日の生活の中でしっかりと子供の様子を見守っておくことが大切です。

 

大人のどもりとは違い、幼児のどもりのきっかけとなるのはストレスとは違った意味での心理的トラブルだとされていて、例えば弟や妹が生まれたとか遠いところに引っ越して友達と会えなくなったとかリラックスできたはずの環境が激変した場合などは要注意です。

 

幼児ですから心理的な問題を自覚できないことが多いのですが、無意識に心は負担を感じており、それがどもりや吃音となって表れてくるケースが非常に多いのです。

いつもは普通に言えている言葉を急につっかえるようになったりした場合はどもりが出てないかしっかりと見てあげることが大事です。

 

しかしだからといって神経質な様子を子供に感じさせるのも考えものです。幼児期の子供は親の様子や感情の変化に敏感ですから、親が神経質になっているとそれが子供に伝染し子供がリラックスできなくなってしまうと、それがどもりを生み出したり悪化させたりします。よくよく注意が必要です。

幼児の吃音どもり:病院やカウンセラーは不要

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もし子供にどもりや吃音の疑いがあっても慌てて病院やカウンセラーに頼るのはおすすめできません。

まず病院は子供のネガティブなイメージの代表格な存在ですから、そこに行くということが大きな心理的ストレスになってしまいます。しかも病院でどもりや吃音に関して聞かれたりすると「どもり=病気=悪いこと」という連想から、こちらもまた大きな心理的負担になってしまいます。

 

心理カウンセラーなどに相談するのもあまりおすすめできません。

これらのカウンセラーは広範な心理的問題を取り扱ってはいますが、それだけに専門性が低く、特に幼児のどもりが治るような対応の仕方やどもりを抑える方法などはかなり専門的な知識を必要とする問題で、当たり障りのない答えを返してくるぐらいが関の山です。

どうしても相談したいということであれば、言語聴覚士に相談するのがおすすめです。

 

言語聴覚士は幼児のどもりの専門家ですし、上手く治るような方法にも詳しいので、言語聴覚士のサポートを受けながらどもりを改善するのは良い方策ではないかと思います。

すべてを受け入れてやること

しかし誰かに相談するということは子供が見知らぬ人と話したりしてコミュニケーションを行わなければならなくなりますが、このことが心理的なストレスになりかねませんよね。

ですから一番良い方法は、子供がどもりや吃音を出していようともしっかりと話を聞いてやりリラックスさせてやることです。

 

どもりを指摘したり、強制的に正しい話し方をトレーニングしたりするのは逆効果で、ただあるがまま我が子のそのままの話し方を受け入れて聞いてやることで、子供は自身を肯定できますし愛情を感じられ心の負担を無くすことができるのです。

 

ほとんどの幼児期のどもりは5歳ころまでに自然に治るとされていますから、まず親が焦って今すぐ何とかしようとすることは逆にどもりを治すことの妨げになることを覚えておいてください。

 

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