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吃音を持つ人にとって一番の苦手なこととも言える、電話対応。

友達や家族との連絡ならメールやラインを使えば良いかもしれませんが、仕事をしている場合ではそうはいきませんよね。外部からの連絡や内線が嫌で、電話が鳴る度にびくびくしてしまうという方も多いでしょう。電話対応を克服するということは、吃音者にとっては悲願の一つであることは元吃音者の私もよく分かっています。

 

しかし、電話対応をすぐに克服できる魔法のような方法は存在しません。結局は、普段の会話の吃音と同じように段階を踏んで改善していくしかないのです。むしろ、電話対応を克服しようと躍起になればなるほど、改善からは遠ざかってしまうとも言えるのです。

 

今回は、電話対応を克服するための方法論の一つを紹介します。

吃音電話・会話:コントロールするコツを掴む

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電話で吃音が余計に気になってしまうのは、会話だけに集中するという状況に置かれてしまうからです。自分の気持ちが言葉でしか伝えられないと思うと、いつも以上に言葉が出なくなってしまうということですね。そういう意味では、電話対応こそが吃音者にとっての最難関の課題とも言えるでしょう。

 

そのため、電話対応を改善しなければと思って、電話の練習ばかりしていると吃音の改善そのものに挫折をしてしまうことがあります。まずは、普段の会話から吃音を改善させる努力をしましょう。

 

吃音の改善トレーニングには様々なものがあり、どれが自分に効果があるのかも様々です。これをやればみんな直りますという方法は、なかなかネットで調べても分からないでしょう。いくらやっても改善しない、と暗くなってしまうのが一番ダメなので、自分には合わないかもと判断したらすぐに見切りをつけて他のトレーニング法に移りましょう。

自分に電話を掛ける練習法

ある程度練習を積んだらいよいよ電話対応のトレーニングに入りますが、いきなり対人の電話に望むのはやはり無謀です。まずは、自分の携帯や家にかけて留守番電話に何か適当な課題文章を吹き込むという練習方法がおすすめです。

 

誰に聞かれているわけでもないので落ち着きやすいですし、実際にどのように相手に聞こえているのかを簡単に確認できる一石二鳥の練習方法になります。仕事中によく電話で使う表現や、自分の名前と所属など短い文章で良いので自然に話せるように練習してみてください。

 

他には、自分のことを全く知らない人と話すというのもおすすめです。例えば、自分の使っている電化製品のコールセンターに適当に質問してみる、104番にかけて企業でもなんでも良いので電話番号を聞いてみるなどの短いやりとりをしてみましょう。

 

これは、海外の吃音改善法ではよく取り組まれている方法で、これを事前にやっておくかどうかで電話対応の改善のスピードが明らかに変わってくると言われています。

 

コールセンターのようなところであれば、上手くいかなくてもあなたにとって何も被害はないですし、最悪途中で電話を切っても失われるものはありません。

少しずつ、こうして電話対応の成功体験を積み重ねていきましょう。

練習のし過ぎにも注意が必要

吃音の改善で注意して欲しいのは、練習のしすぎです。やればやっただけ改善に向かうとは必ずしも限りませんので、ゆっくりマイペースに行いましょう。「こんなにやったのに全然だめだ」と思ってしまうのが一番もったいないです。

 

今日は1回どこかに電話をかけてみようというような感じで良いので、吃音に対する諦めを持ってしまわないようなペース配分を心掛けてくださいね。

 

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吃音電話・会話:辛い面接で能力が測られる

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現代社会では、コミュニケーション能力というものを異常なまでに高く評価する傾向にあります。勉強の成績がいくら高くとも、どれだけ資格を有していたとしても、結局は面接での印象がその人への評価をほとんど決めてしまっているといっても過言ではありません。

吃音者にとって、この状況は不利であるとだれもが思うでしょう。吃音者のほとんどは、面接が嫌いだと答えるのもわかります。

 

しかし、いくら嘆いても社会の情勢は変わりません。吃音者にとっては逆境かもしれませんが、その中でも賢い選択を繰り返し、強く生き残っていくことが必要なのです。幸いにも、吃音を持つ人は能力が高いことが多いですし、非吃音者には持ちえない吃音者だからこその武器もあるはずです。

今回は、吃音者が現代社会を健全に生き抜くための心構えを紹介します。

吃音であることを隠さない

吃音者がやりがちな失敗は「吃音を隠して生活する」というものです。吃音というものを嫌悪しているからの表れだとは思うのですが、私からすると吃音を隠すということはリスクばかりの愚策であると言えます。

 

吃音者は見た目には全くわかりません。吃音という症状が出てから初めて周りに発覚します。そのため、ばれなければ普通の人として過ごすことができると思っているかもしれませんが、吃音者が吃音症状を完全に隠して生活を送ることは不可能です。と言うか、それができるならばもう吃音者ではないですよね。

 

吃音者が考えるべきなのは、吃音をどう隠すかではなく、吃音をどう認めてもらうかということです。就職時に吃音であることをある程度カミングアウトしておけば、吃音が出たとしても周りのフォローが受けられることが多いです。

逆に、カミングアウトして冷たくされるようならばそんな職場はあなたにはふさわしくありません。世の中には温かい職場はごまんとありますので、吃音というものを隠さずに過ごせる職場もきっと見つかるはずです。

 

吃音電話・会話:発信だけでは完結しない

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「コミュニケーション能力」という言葉を聞くと、吃音者は少しおびえてしまいます。なぜなら、吃音者にとって言葉を発するという行為に苦手意識を持っているからです。

 

しかし、コミュニケーションというものは、言葉を発信するだけでは成り立ちません。その中には、話を聞き相手の気持ちに同調するということも欠かせません。相手の心に土足でずかずか踏み込むような押しつけがましい馴れ馴れしさをコミュニケーション能力だと評価されてしまうこともありますが、実は本当に必要とされているのは相手の気持ちを深く理解するというコミュニケーション能力なのです。

 

そして、吃音者はこの能力にとても優れています。周りの目を気にして生きてきたという経験もあると思いますが、ほとんどは潜在的な性格で、人の機微を読み取る能力があるのです。

この武器を使わない手はありません。例えば、吃音者が避けがちな接客業も、この能力を積極的に使えば「気が利く店員だ」とだれよりも思ってもらえる可能性だって秘めているのです。

 

うまく話せないからコミュニケーションがうまく取れない、ということではありません。あなたの可能性は、非吃音者と同じように無限大に広がっているのです。

吃音のせいで未来が閉ざされることはない

吃音だから、という理由でいろいろなことをあきらめてしまっている人も多いです。しかし、吃音者だからできないこと、というものはないと言っても良いでしょう。「英国王のスピーチ」という映画でも吃音者の国王が取り上げられていましたが、このように吃音者は国の長にだってなれるのです。

 

吃音を持ちながら役者やアナウンサーの仕事をしている人もいますし、吃音というもので未来が閉ざされてしまうということは決してありません。すべては、あなたの気持ち一つなのです。

吃音電話・会話:どもりが出やすい癖について

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どもりや吃音がある人には共通する動きの癖や話し方の癖があります

これはどもりや吃音を何とかしようという必死の思いからそうなるものや、どもりや吃音が出るからこそそうなるものなどがあるわけですが、この癖を意識して改善することでどもりや吃音そのものを改善することに繋げていくことができると思います。

 

そのためにはまずどのような癖があるのかをしっかりと理解しておくことが望ましいでしょう。

吃音者に多くみられる癖とは

どもりよりも難発性の吃音を持っており吃音者に多い癖は言葉を言い換えたり置き換えたりする話し方です。どもりや吃音が出た苦手意識のある単語を同じような意味の別の単語に言い換えることで吃音を誤魔化そうとする癖だと言えます。

 

吃音者の多くが行う癖ですからそれなりの効果がある癖なのだとは思いますが、これは吃音の出る単語を増やしてしまう癖ですからぜひ止めたほうがいい癖なのです。

単純に言い換えた言葉で吃音が出てしまえばまた言い換えを行わなければならなくなり、これを繰り返していけば話せる単語が無くなっていくのは必然ですね。

 

またほとんどの吃音者が当てはまる癖としては早口で喋りたがるというものもありますね。

おそらく吃音が出てしまうかもしれないという恐怖から早く喋り終えたいという気持ちが生まれての癖なのではないかと思いますが、このような焦る気持ちをさらに慌てさせるような早口な喋り方は改善していく必要があると思います。

 

早口に加えて呼吸を浅くしてしまうのも吃音者特有の癖だとされています。

浅い呼吸で早口に喋るというのは非吃音者でも上手く喋ることが難しい話し方ですから、このような状態で話そうとすることでまたどもりや吃音が出てしまいトラウマを増やしていき吃音が悪化するという負のスパイラルを生み出してしまいます。

吃音電話・会話:話すときの姿勢の癖とは

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会話に対する時の姿勢にも吃音者特有の癖があり、それは猫背で伏し目がちな上に相手の目を見ないというものがあります。

猫背な姿勢というのは非常にネガティブな感情が作用した姿勢で、前述したような浅い呼吸を誘発する上にうつ向きがちに話すという行為そのものがさらにネガティブな感情を生み出しやすいものです。

 

そして会話に対しての恐怖心と相手の反応を見たくない気持ちから目を逸らしがちになるのも良くない癖でしょう。怖くて見ないからこそ自分の中でその恐怖が増大してしまうので、よりどもりや吃音が出やすい心理状態に自分で向かっていっているようなものです。

 

呼吸を深くするために背筋を伸ばし、しっかりと相手の目を見てから話し始めるように意識してみることが大事です。

逃げる心がより吃音を呼び込む

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癖になっていることはそれが自身にとって楽だと思えることなのは、なにも吃音やどもりだけには限りませんが、往々にして癖というものは一時しのぎにすぎず、根本の問題を解決する助けにはならないものです。むしろ癖で逃げることを繰り返す方が問題はより深刻化するのが一般的ではないでしょうか。

 

言い換えの癖などは一番わかりやすいですが、言えない単語を言えるものにすることはその場の誤魔化しには効果的ですが言えない単語は言えないままで実際は何一つ事態が好転してはいないのです。この場合ですと言える単語を多用することでその単語での吃音を誘発してしまい、今度はその単語が言えないものになるだけなので、繰り返せば繰り返すほど自身の首を絞めてしまう癖だと言えますよね。

 

ところが非常に大きな心理的ストレスを抱える吃音者にとっては、何とかしたいのは今この目の前で起きている会話だけになってしまっているので、無意識的に癖に逃げてしまうわけです。

しかし癖になっていることがどもりや吃音を克服する助けになることはありません。

 

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