どもりや吃音の悩みは非常に深く、当人にとって重大なものです。しかも言葉によるコミュニケーションが阻害されるのですから、悩めば悩むほど孤立し周囲に理解やサポートを求めることも難しいものです。

 

しかも重度の障害ではないので一見して問題があるようには見えませんが、本人は問題があるというような目で見られると思い込むことでさらにどもりや吃音が酷くなってしまう場合もあります。

このどもりや吃音の原因について深く掘り下げていきたいと思います。

どもりの原因:吃音の症状について深掘りする

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どもりや吃音の障害のある人はその症状が出るのは人前での会話ですね。言葉がうまく出ずに黙ってしまうとか同じ音を連続してしまい言葉にならないというような症状です。

これらが一種の障害や病気のように扱われていることから、当人自身がひどくどもりや吃音を気にして強く意識していると思いますが、実は非吃音者もどもったり言葉が出なかったりはするのです。

 

つまりどもりや吃音の症状は人間であれば誰にでも起こる症状で、吃音者が異常だということではないということです。吃音やどもりの発話障害の症状は非吃音者でも起こり得ることで特別な症状ではないですし身体のどこかに異常があるわけではないのですね。

ここまで考えてみると吃音やどもりの原因が身体的な欠陥ではなく、心理的なものだということが見えてきます。

どもりや吃音がある人は繊細で感受性豊か

周囲に誰のいない状況であればスラスラ発声でき、人前に立つと突如言葉が出ないどもってしまう、そして吃音やどもりそのものは別段特別なことではなく非吃音者でも激高したり感情が爆発すると同じようなことが起こる、このような症状から考えると、原因はやはり心理的なものだと言えますよね。

 

つまり吃音やどもりは感情や心理的な作用で起こるのです。思い出してみてください、吃音が出てしまう状況では心臓がバクバクし頭の中が真っ白になっていませんか?そして言葉が出ない、どもったなど自分の変化に気づくとさらに吃音はひどくなってしまうでしょう。

 

心理的なストレスが引き金となり吃音やどもりが出始めると、その出始めたことでさらに精神が追い詰められてゆくのですね。

 

どもりや吃音がある人は感受性が豊かで非常に繊細な神経をしていることが統計などからわかっています。対面した人の目やそこから読み取れる感情を誰よりも強く受け取ってしまうのです。その感情の波が大きなストレスとなり結果吃音という症状として表れるのです。

 

この心理的なストレスこそが原因であり、次いで吃音やどもりが出てしまっている自分の姿を強くイメージしてしまうことでこのストレスが過剰に促進されてしまうことが問題なのです。

 

もちろんこれは一般的な吃音者の平均と言える解説で、すべての人がそうだとは言えず個人差がありますが、幅広く見るとこのような心の動きが吃音やどもりに繋がっているはずなのです。

ネガティブな思考がさらに吃音やどもりを加速

そして吃音やどもりがある自分を自分で認めることができず否定的、後ろ向きに考えてしまうことでさらに症状はひどくなってしまうのです。症状が悪化し続けると発声はおろか言葉そのものを失ってしまう失語症の恐れもあるのです。

 

ですから吃音やどもりを治すということは、この心の中にある原因を何とかしなければならないのです。これは言葉にすると薄っぺらく聞こえてしまいますが、当人にとってはとんでもなく難しいことで、原因が心にあるということがまた自己否定に繋がってしまいますから、冷静に受け止めることが出来なければ次のステップには進めません。

 

ただよく考えてみて欲しいのですが、心に原因があると言っても吃音者の精神が異常なわけでは断じてありません。他の誰よりも繊細でナイーブな精神構造であるというだけで、この点をしっかりと踏まえて自己を見つめ直していきましょう。

 

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どもりの原因:吃音は病気なのだろうか?

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どもりや吃音は人前での言語障害として語られていますが、その原因は病気によるものなのでしょうか。

WHO(世界保健機関)では、「会話の流暢性とリズムの障害」や「吃音症」に分類されていますが、これは病気としてではなく障害の一種としての扱いになっていますね。

 

米国精神医学会では2013年に改訂され「小児期発症流暢症」または「小児期発症流暢障害」という表現をされていますから、こちらも病気ではなく障害として定義されているようです。

 

つまりどもりや吃音は病気ではないということですね。障害ではあるけれど特定の状況下でのみ発現する言語障害ですから、明確に病気だとは言えないわけです。

では医学的な見地からどもりについて考えていきましょう。

どもりが病気なら薬で治せる?

様々な検査や実験などからどもりや吃音が出ているときには脳内でドーパミンが過剰に分泌されていることがわかってきました。

ドーパミンは興奮作用を持つ脳内物質ですから、どもりや吃音がドーパミンの分泌で平常心を保てなくなるときに起きていることがわかりますが、このドーパミンの作用を抑えるのが同じく脳内物質のセロトニンです。

 

しかしセロトニンはストレスによって分泌量が減りますから、どもりや吃音が出たことで心理的ストレスが増大するとますますドーパミンの働きを抑制することができなくなるわけですね。

このような脳内物質のバランスを欠いた状態がどもりや吃音を引き起こしていると考えられます。

 

もっともこれも原因の一つではありますが、どもりや吃音のすべての要因であるとまでは言い切れません。医学的にはいまだにどもりや吃音の明確な原因の特定には至っていないからです。

ただセロトニンの不足を薬で補うことでどもりや吃音の症状を軽減することはできるので、精神科などではルボックス、レキソタン、パキシル、パゴクロンなどが処方されるようです。

 

これらはうつ病のための薬ですが、どもりや吃音にもある程度の効果があるとされています。うつ病も正常な精神状態を保てなくなる点でどもりや吃音と似ていますから、納得できるものではあります。

しかしこれらの薬は依存しやすく副作用もあるので、医師と相談をしっかり行って服用するのが望ましいでしょう。

どもりの原因:治したいなら医者に行くな

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上記したように薬によりある程度どもりや吃音は改善されますが、根本的な解決にはなっていませんし、やはり副作用が怖いという面もあります。

もともとどもりや吃音は病気ではないので、薬による治療には限界があるのは当然な話ですが、そもそも医者に行くことそのものが病気であると意識してしまい精神的な負担になりやすいのでおすすめしません。

 

ましてや子供の場合であれば病院に行く=悪いことというイメージを抱きやすいので、どもりや吃音の原因となっている心理的なストレスをさらに大きくしてしまう恐れがあります。

できるだけ吃音の改善では医者に頼らないほうが良いのではないでしょうか。

どもりを病気だと思わない思考

以上のように考えると、やはりどもりや吃音を病気だと捉えてしまうのはマイナスの効果しかないように思えます。どもりや吃音を改善するために必要なのは考え方の変革ですから、マイナスイメージを抱く要素を一つづつ排除していくほうが遥かに効果的ではないかと言えますね。

 

まずはどもりや吃音を病気だと考えるのではなく、生まれ持った自身のユニークさの一つと考えて受け止める方がよほど精神的には負担が少なくなると思います。

このようにどもりや吃音を必要以上に大きな問題として捉えないようにすることが、どもりや吃音を治すためには大事な考え方なのです。

 

どもりの原因:大人の原因とはなんなのか

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ブラック企業などという言葉が氾濫している現代では日常生活に強いストレスが潜んでいますから、現代人は自身で意識してもしなくても非常に心理的な負担を多く抱えていると思われます。

このような背景において、子供のころや学生のころはなんともなかった大人が突然どもりや吃音が出るようになってしまうことが、近年増えていると言われています。

 

つまり大人のどもりの原因には現代社会のストレスが考えられるというわけです。

 

そして一度このような心理状態になってしまうと負の連鎖が始まり、ポジティブな思考に変革するのが難しくなってしまいます。

大人のどもりの原因を考えることで、現代での正しい生き方を身につける必要があるかもしれません。

突然どもりや吃音が出るようになった

前述しましたように、大人のどもりの原因の1つとして現代社会のストレスがあります。

心に大きな負担を抱えることで会話に対して極度の緊張感が生まれてしまい発話に障害が出てしまうわけです。

 

そしてもう1つの原因として考えられるのは自律神経の異常です。これはつまり日常生活が規則正しいサイクルで行われないことによって心身に疲弊が積もってゆき、やがて身体機能に異常をきたすということで、ストレス社会と密接に絡み合った問題でもあります。

 

過度の残業や休日出勤など、日本の社会は基本的に働く人間に優しいものではなく、今では社会問題の1つとして広く認知されていますよね。このような多忙な業務形態を毎日続けていれば、当然規則正しい生活などは無理ですし睡眠時間の確保も難しくなってくるでしょう。

 

1日の疲れがしっかりとれないまま働き続けることは人間の身体に重大な問題を起こしますし、その一つがどもりや吃音ということになります。一種の危険信号だと言えますね。

 

このような毎日を続けていると最悪は過労死に繋がってしまいますが、どもりや吃音が出るということはその手前で身体が必死にブレーキをかけているとも考えられます。

どもりの原因:ストレスとトラウマの温床

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日本人は非常に勤勉で真面目な民族だと言われていますが、そのことが逆に失敗をマイナスでしか捉えない思考を育みマイナス社会を生み出しているとも言えます。

このことが強いストレスを生み、普通であれば軽く受け流せる程度の失敗であっても重大に捉えがちで、トラウマを作り出すことに繋がっています。

 

ですからちょっとしたどもりや言葉のつっかえによる失敗を非常に大きなストレスにしてしまうのです。

このような会話による失敗がトラウマになれば自ずと話すときに余計に神経を使うようになりますよね。これがどもりの原因になるのは当然の帰結ではないかと思います。

 

こうなってしまうと仕事中は緊張の連続となってしまいますし、残業が続けば心の休まる暇もありませんよね。疲れが取れない毎日が自律神経の異常を引き起こし、さらにどもりや吃音をひどくしてしまうのです。

しっかりとした休養をとるのが最善

このような状況を改善するためにはやはりしっかりとした休養が必要です。

休むこと=悪とする観念が支配的な日本において、これはとても勇気がいるかと思いますが、どもりや吃音になってしまってはもう遅いのです。

 

肉体的にも精神的にも、自身の限界点を見極めるのは難しいことですが、何か障害が発生してから対応してもすでに手遅れの場合が多いので、日頃から休めるときに休むということを意識して毎日を過ごすことが大切ではないでしょうか。

 

また突然どもりや吃音が出るようになっても慌てずにまずは休養をとり、心の平衡を取り戻すことに専念するべきでしょう。軽度であればこれだけで治ることもあります。

どもりの原因:吃音は遺伝するものなのか

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子供がどもりや吃音を発症してしまうと親に問題がないかと考えますから、遺伝によるものではないかという心配は無理もないものでしょう。自身が吃音症であればなおさらですし、自責の念が強くなるのではないかと思います。

様々な研究のデータによれば家族に吃音症の人がいる場合の子供の吃音症の発症確率は約50%とされていますが、これは結果だけで因果関係に関しては不明なものです。

 

大筋で考えると吃音者の子供は吃音者になる可能性が50%あるというだけで、原因として親からの遺伝が考えられるかどうかはまた別問題と言えます。

得体の知れない不安を抱えて自身を責める親の存在は、それもまた子供のどもりや吃音に良い影響を与えるとは言えませんから、正しい知識を持つことで子供のために寛容に接する心を持てるようになりましょう。

どもりや吃音を引き起こす遺伝子

近年の研究結果によると吃音に関わる遺伝子の存在が発見されており、吃音者の10%がこの遺伝子を持っているということです。

GNPTAB、GNPTG、NAGPAという3つの遺伝子なのですが、この遺伝子が子供に遺伝情報として受け継がれて吃音症を発症する人が存在しているのは事実です。

 

ですから単純に言えば遺伝によるどもりや吃音は存在しますし、可能性としては少なからずあることが分かります。

ただしこの遺伝子は周囲の環境や本人の精神状態によって変化するという研究結果もありますから、この遺伝子を持って生まれているからといって吃音症になるとも言えませんし、今後の研究によっては覆る可能性もまだ残されています。

 

つまり遺伝によってどもりが子供に受け継がれるという考え方の根拠は科学的なデータがあるとは言え、まだまだ弱いものではないかと思います。

どもりの原因:子供には吃音者の影響が大きい

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しかし吃音者の子供が吃音者になる可能性は50%ですから、遺伝による可能性の10%を大きく上回るわけです。

これに関してはやはり吃音者である親が存在することは子供にとって影響が大きいということが言えますね。

特に言葉や話し方を学ぼうとする子供の最も身近な手本が親になるわけですから、その親がどもりや吃音を持っている場合子供はそのまま真似してしまうものです。真似をしていることでそのような発話や話し方が染みついてしまうということは大いに考えられますから、これは遺伝よりも影響が大きいと言わざるを得ないわけです。

 

この点で親が責任を感じてしまうのは仕方がない面がありますが、この場合であればまだまだ改善の余地があるわけで簡単に諦めてしまうのは残念ですね。

むしろ子供の教育のためにどもりや吃音に関する知識をしっかりと正しく教える機会であり、そのような教育が子供のどもりや吃音を改善することにも繋がるのではないでしょうか。

親が諦めてしまうことが一番悪い

親が吃音者の場合、子供のどもりや吃音をどうしようもないものだと考えがちではないかと思います。

 

自身が長年苦しんできた障害だけに、治すことの難しさや吃音者として生きる大変さなど色々と分かりすぎるために悲観的な思考をしやすいでしょうし、その言い訳の一つとして遺伝のせいだと言ってしまうといくらか気分がマシになるのかもしれませんが、子供の頃のどもりや吃音は周囲のサポートや環境構築によって軽減ないし改善することは充分可能ですから、まず親が遺伝だからと諦めてしまうのは非常に良くないのではないでしょうか。

 

しかも遺伝による吃音は前述したように根拠薄弱ですから、この言い訳に甘えるのはやめた方が良いでしょう。

当然子供に自身と同じ苦労をかけさせたくないと思っているでしょうから、ここは子供のために諦めずに努力してあげましょう。

 

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